今週の見どころ

2018.06.11 18:00

函館SS[GⅢ]&ユニコーンS[GⅢ]

■12年以降で傾向一変の函館SS

今週はいよいよ、北海道シリーズの開幕を告げる函館スプリントS。3週分が2開催、計6週と短い期間ではあるが、函館SS、函館記念、函館2歳Sと3重賞が組まれており、いずれも単なる重賞であること以上に、函館開催ならではの攻略が必要になってくる。それぞれの解説はレース当週に譲るとして、まずは今週の函館SSを徹底攻略していこう。

通常であれば過去10年を参照するところだが、この函館SSは11年以前は7月1週目に開催されており、現在のように6月半ばのスケジュールにスライドしたのは12年以降。日程的、ローテーション的には、11年以前だと函館開催で一度競馬を使われた馬が出走できたこともあり、単純に現在の施行時期との比較はしにくい。

また、もっとも大きいのは斤量の問題だ。11年以前は7月開催だったため、3歳馬の斤量が牡馬53キロ、牝馬51キロになっていた。それに対して、6月開催中だと牡馬52キロ、牝馬50キロ、それぞれ1キロ減で出走できるのである。比較的パワーが必要になる洋芝のレースにおいて、斤量は少しでも軽いほうが有利なのは明白。12年以降で3歳馬が穴を開けるケースが増えてきたのは、この斤量差が大きい。といっても、今年は残念ながら3歳馬の参戦はゼロ。ただ、傾向としては来年以降にも採用できるので、しっかりと覚えておきたい。

ではまず、12年以降から17年まで、過去6年分で馬券圏内に入った馬のローテーションを見てみよう。

桜花賞      【2.0.0. 1/ 3】
高松宮記念    【1.1.0-11/13】
京王杯SC    【1.0.0. 3/ 4】
彦根S(1600万下) 【1.0.0. 0/ 1】
安土城S     【1.0.0. 0/ 1】
ヴィクトリアM   【0.1.1. 2/ 4】
NHKマイルC   【0.1.1. 5/ 7】
韋駄天S     【0.1.0. 8/ 9】
鞍馬S      【0.1.0. 7/ 8】
鞍馬S      【0.1.0. 0/ 1】
福島民友C    【0.0.1. 4/ 5】
オークス      【0.0.1. 0/ 1】
大阪―ハンブルクC【0.0.1. 0/ 1】
朱雀S(1600万下) 【0.0.1. 0/ 1】
※一番右はトータルの出走数。


と、見事なまでにバラバラ。複数回(といっても2回だが)馬券に絡んだレースでは、前走が桜花賞と高松宮記念、そしてヴィクトリアMにNHKマイルCと、いずれもGⅠというのが面白い傾向。ただ、高松宮記念に関してはトータルの出走頭数が計13頭もあり、率でみればことさら強調できる傾向ではない。かといって、他のレースにしてもサンプル数自体が少ないため、ローテーションで振るいにかけてしまうのは少々乱暴な発想だろう。さらに、前走高松宮記念でいえば昨年もセイウンコウセイが1人気で4着に敗れており、信頼度はむしろ低いと見たほうがいい。ちなみに、12年以降で1人気が馬券に絡んだのはロードカナロアの2着、ただ1度だけ。2人気も2度なので、決してアテにできる存在ではない。

だが逆に、とらえ方によっては前走はどのレースに出走していても、どこからでも狙えると考えることもできる。では、どういうタイプの馬が好走しやすいかという出走馬主体の傾向を見ていこう。これは、7月開催だった11年以前も含めていえることなのだが、じつは函館SSで好走後にGⅠ・スプリンターズSでも好走している馬、もしくはスプリンターズSで好走した後に函館SSで好走する馬が非常に多いことがわかる。具体的な例を挙げれば、以下の通り。

08年 1着キンシャサノキセキ
     ┗2走後にスプリンターズS1着
10年 2着ビービーガルダン
     ┗08年にスプリンターズS3着、09年に同2着
11年 1着カレンチャン
     ┗2走後にスプリンターズS1着、12年に同2着
12年 1着ドリームバレンチノ
     ┗2走後にスプリンターズS3着
12年 2着ロードカナロア
     ┗2走後にスプリンターズS1着、13年に同1着
13年 1着パドトロワ
     ┗11年にスプリンターズS2着
16年 1着ソルヴェイグ
     ┗2走後にスプリンターズS3着
16年 3着レッツゴードンキ
     ┗17年にスプリンターズS2着


合計8頭、延べ11頭がスプリンターズS好走前後に、函館SSでも好走している。さらには、14年にスプリンターズS2着、15年に同1着のストレイトガールも、札幌競馬場のスタンド改修工事の影響で、函館競馬場で行われていた13年キーンランドCで2着に好走している実績があった。ちなみに、そのストレイトガール。13年には500万下、1000万特別、1600万特別、オープンと函館芝1200mを4連勝しており、一気にスターダムにのし上がっていく前は無類の函館巧者ぶりを発揮していた。

ストレイトガールを含め、前述の8頭は高松宮記念での好走経験もある。ただ、高松宮記念のみ好走してスプリンターズSで結果を出せなかった馬(例えばセイウンコウセイ、など)に関しては、やはり函館SSでは好結果を残せていない。さらには、函館SS、スプリンターズSで好走するも、高松宮記念では結果を出せなかった馬(例えばソルヴェイグ、など)がいるのも事実。中山の開催最終週で、よりパワーが必要となるスプリンターズSに、洋芝の競馬場で行われ、同じくパワーが要求される函館SS。適性としてリンクするのはやはり、高松宮記念よりもスプリンターズSとの見方が正しい。


▲ワンスインナムーンは昨年のスプリンターズSでもあわやの3着。ここで初重賞制覇となれば、今後のGⅠ戦線でも主役級に名乗りを上げられる。(写真は17年、朱鷺S優勝時)

これらの点を踏まえれば、今年の函館SSでは昨年のスプリンターズSで3着に好走したワンスインナムーンが最有力。他では洋芝適性を考えれば、昨年1着のジューヌエコールや同2着のキングハート、3着のエポワスも再びチャンスがありそう。15年1着のティーハーフも同様。昨年、函館で【1.1.1/3】のタマモブリリアン、中山芝1200mのオープン・重賞クラスで好走しているナックビーナスあたりも警戒が必要か。


■ユニコーンSの勝ち馬は1~3人気!?

一方、例年固い決着の多い3歳のダート重賞、ユニコーンSのほうは、過去10年で1人気【4.3.0.3/10】と連対率は70%と超高確率。さらにそこから、1人気が関西馬だった場合は【2.2.0.0】と連対率は100%データになってしまう。2人気はというと【3.3.1.3/10】で、これも好走率が高く、3人気に至っては【3.1.4.2/10】と、複勝率で80%。過去10年で勝ち馬が1~3人気から出ているように、穴党にとってはなかなか手を出しづらい傾向になっている。

ただそれでも、15年にはノボバカラが9人気で2着、14年にはバンズームが7人気で3着、13年は8人気サウンドトゥルーと11人気ケイアイレオーネが3着同着、12年に8人気タイセイシュバリエが3着ときているように、相手がまぎれて好配当になるケースがある。狙いとしては「人気馬からしっかり人気薄を抑える」といったようにメリハリをきかせられるので、馬券としては組み立てやすいレースといえるだろう。

今年でいえば、1人気が予想されるルヴァンスレーヴ。それに続くのが、前走で鳳雛Sを勝ったハーベストムーンや、青竜Sでスマハマを抑えたグリムあたりか。抽選での出走が叶えば、面白そうなのは前走の鳳雛Sで鋭い末脚で追い込み、クビ差2着のグレートタイム。プラス12キロとボリュームアップした馬体から、叩き2走目の上昇も見込める。

ユニコーンSのほうは抽選での出走可否が明暗を大きく分けそうだが、最終的な判断については、今週の各予想陣のコラム更新、また土日の予想公開(レース前日の20時頃を予定)をどうぞお楽しみに。


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